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塚原企業ブループの地域社会貢献への取り組み

青森県八戸市に本拠を置くトヨタカローラ八戸を中核企業として、躍進を続ける塚原企業グループは、トヨタディーラーのみならず、異業種参入、海外事業への投資など、その経営はグローバルです。また、足下を見据えたローカルな取り組みや地域に根ざした発想が、好調な業績を下支えしています。その経営理念の中核を成すのが地域貢献です。
  例えば、昭和59年(1984)設立のフィットネスクラブ・ウイングも、そもそもは地域への恩返し発想から生まれたもので、今では青森県全域に拠点を増やして、厚生労働省認定の健康増進施設になり、子どもたちの体力増進、大人の生活習慣病予備軍の減少へ貢献しています。
  また、平成17年(2005)に「ものづくり文化を、未来へ伝える知の拠点。」としてツカハラミュージアムをオープンしました。世界中から集めたクラシックカーの数々は、その時代の最先端の技術を結集したクルマばかりであり、時代を代表するものづくり文化の象徴になっています。平成24年(2012)には、2号館をオープンさせてさらに展示スペースを増床、日本全国からの観光客を呼び込み、地域経済の活性化に貢献しています。
  さらに平成25年(2013)4月中旬に、地方ディーラーとしては画期的な、専用大規模イベントホール・サザンウイングをオープンしました。2階建て総面積1,700㎡余り。1階は新車展示場として、2階はフィットネスクラブ・ウイングの複合施設としてエアロビクススタジオやウォーキングコースが設置されています。これは、大規模に新型車が展示できる新車販売のイベント会場という性格が主ですが、SCが並列する八戸市江陽地区の方々のコミュニティの場としても開放し、さらなる地域の賑わい創造に寄与するものです。
  塚原企業グループでは省エネ・創エネを図り、大規模なソーラーパネルの設置や各店舗のLED照明設置化を進めていますが、このサザンウイングにも設置され、万一、不測の事態が起きて近隣地域が停電になった場合でも、電気が確保できますので、市民の一時避難場所として提供したいと考えています。
  これらのように地域での商業活動と社会貢献は表裏一体であり、特に一地方民間企業として成すべき、CSR(Corporate Social Responsibility/企業の社会的責任)と位置付けています。

実験学習やクルマまるわかり教室

塚原企業グループのCSR活動の一環として、実験学習に取り組んでいます。「エマルジョン燃料」は文部科学省が指定するSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の高校生の実験学習対象にもなり、平成28年には青森県内の高校生が来社し、廃油と水などを配合して実験・検証を行い、エネルギー資源、環境問題への理解を深めました。
  クルマのエネルギーは今後、HVやPHV、EV、FCVなどが進展していくことが考えられますが、エマルジョン燃料は物質工学などの教材として役立ち、教育的見地から見れば当社の試みは貴重なものと言えるでしょう。また当社ではトヨタ自動車が主催している「クルマまるわかり教室」にも参加し、クルマを題材にした小学生向け総合学習・理科・社会科プログラムにも協力しています。これはクルマを題材に「五感で感じるリアルな体験の機会」「世界の環境や経済を身近に感じる機会」を提供することで、未来のクルマファンを育成していく取り組みです。さらに、本社を含め全店舗が自社周辺の清掃活動している他、種差海岸清掃など環境保全活動「TOYOTA SOCIAL FES!!」にも参加しています。